これから身につけておきたい3つの能力


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IT企業が新興企業ではなくなりつつあり、寿命は延びるばかり。
第二次世界大戦が終戦してから70年以上たち、世界は比較的平和になりつつある。
(もちろん内戦は絶えませんが。)

このような背景を受け、生き方・働き方が今まで以上に大きく変化してきています。
もちろん今までの時代も変化の連続でした。
産業革命があり、終戦を迎え、世界が激動する中、生き方も働き方も変化してきました。
今はインターネット革命が起こり、情報が洪水のように流れている時代ですし、身の安全も確保されつつあります。

それでは今後はどのような能力が求められる時代になるのでしょうか。
本記事では複数の書籍と個人的な見解を元に考察していきます。
それは日本だけの話では?という意見に対しては超高齢化社会の一途を辿る日本を他の国が辿ってくるだろうという想定を前提にします。
また、参考にした書籍は最後にまとめて記載します。

参考にした書籍だけでなく、2016年に読んだ本をまとめました。
「2016年に読んだ本まとめ」

2016年にみた映画編もあります。
「2016年に見た映画ランキング10」

1. 情報収集能力

今では様々なメディアやブログがあり、キュレーションによって効率よくまとめて情報を取得する時代になりました。
ただし、忘れてはいけないのが直接人から聞く、または体験する情報以上に大切な情報はないということです。
それはなぜか。

例えばyoutuberをあげることができます。
彼らは自分でやってみたことを動画にアップすることで広告収益を得ています。
「実際にやってみる」それが価値になっています。
youtubeから得れる情報はその時点で2次情報なので、その時点で価値が大きく下がります。
情報商材で商売をしてくださいっていうことが言いたいのではありません。
価値のある情報はいつでも1次情報であるということです。

ただし、もちろんなんでもかんでも情報を集めればいいというわけではありません。
その量には限度があるので、自分が今必要としている情報は何なのかをまず知ることが大切です。
その上で実際に足を運んで、実際にやってみましょう。
特に新しいビジネスを始める人にとってはユーザーインタビューは必ず必要になってきますよね?
それと同じことです。
1次情報を知ることで何かが見えてくることが必ずあります。

これからの時代に限りませんが、受け身の情報ではなく、自分で情報を獲得していく。
その情報を使って新しい価値を生み出していくことがもっと重要視されてきます。
まずは何が必要な情報なのか、その棚卸しから始めてみましょう。

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2. コミュニケーション能力

まずはコミュニケーション能力。
時代が変わってもこの能力は常に必要とされてきました。
しかし現代になってより重要視されるようになったのは、機械が人間に変わって仕事をすることが増えたためです。
つまり、人と人が介入しなくてもいいものは今後も機械に取って代わっていくということが言えます。

直近で言えばレジの仕事。
今ではセルフレジが増え、またAmazonがレジさえもいらないショッピングを実現しようとしています。
人が介入しなくていい仕事がまだ何が残っているのかの議論はおいておきますが、人と話す仕事またはクリエイティブな仕事がより求められます。
特にコミュニケーション能力で必要になってくるスキルの一つは質問力
現代のコンピュータでは何かに対して処理をすることは可能ですが、新しい発想などはまだまだできません。
新しい視点を与えることができるのが質問力が高いといえます。
どう質問すれば相手にいい影響を与えることができるのか。
その視点を持って質問力を伸ばしてみましょう。

コミュニケーション能力がついていけば広がるのは人脈です。
人脈は自分の環境に依存します。
つまり今の自分を映し出すのは自分の人脈と言えます。
現代ではSNSやネットに公開されているメールアドレスから世の中のいろんな人にコミュニケーションをとることができます。
自分がこうなりたいであったり、今必要としている人がいれば一度連絡をしてみましょう。
新しい環境が築かれ、新しい自分を創っていきます。

人脈の幅が広げるに当たって求められるのが環境適用能力です。
新しい環境に飛び込む力も含みます。
新しい出会いがあったとしても、その環境に適用する力がなければいつまで経っても自分は変わりません。
その力をつけるにはいくつかの要素が必要になってきますが、ここでは割愛します。

最後に求められるのがマネジメント能力です。
この能力もコミュニケーション能力と言えるでしょう。
また、上記に記載した質問力もマネジメントをする上では必要になってきます。
組織のあり方が変化し続けており、かつフリーランスという働き方も増えています。
ただし、何かある程度の規模のことをする場合は必ず他人の力が必要になってきます。
その際にマネジメント能力がなければ大きな価値を生み出すことはできません。
また、今まで求められていたマネジメント能力は管理の意味合いが強かったのですが、これからは他人の能力を引き出すの意味合いが前提になってきます。
その背景には高度経済成長期の単純な仕事から、クリエイティブな仕事に価値が移行したことにあります。
マネジメントで最も必要な力の一つはボキャブラリーです。
語尾を何にするか、どの単語を使うか、どういう比喩を使うか。
他に共通認識を作るためのワンセンテンスを定めるなどのテクニックも必要です。

以上からコミュニケーション能力がこれからも必要になってくると言えるでしょう。

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3. セルフマネジメント能力

フリーランスの仕事が増えてきたり、リモートで会社に所属する人も増えてきており、多くの職種がなくなり生まれています。
また寿命の平均年齢も伸びるばかりで生き方自体も変わりつつあります。
仕事とライフスタイル、その両軸を元にセルフマネジメントがなぜこれからの時代に重要視されるのかを考察します。

まずは仕事の面から。
学習をし続ける力が今後はより重要視されます。
その背景には今ある職種がなくなっていくこともありますし、なくならないとしても価値がなくなっていくことがありえます。
その仕事が好きだから続ける、その選択肢をとったとしても、その能力だけでは限界がくることがあります。
例えば写真のカメラマン。
写真を撮って現像して販売するスタイルも今ではデータでのやりとりです。
写真編集能力も必要になりますし、フリーランスでやるなら今ではホームページを自作する人も増えています。
その際にWordPressを構築するスキルであったり、SEOの知識が必要になってきたりします。
今ではそれだけでいいかもしれませんが、カメラの性能はどんどん上がってきています。
なので、写真撮影能力が重要視される現代ですが、カメラが安価になってきたことによりカメラマンになりやすい時代になりました。
今後はより安価になっていくこともありえます。
なので、職種を変えることも想定して他の学習をし続けなければいけません。

その際に必要になってくるのがやりきる力
この力はライフスタイルでも重要になります。
グリットという本やTEDで一躍有名になりました。
端的にいうと、幸福度が高い人や能力の高い人はグリットが強いことが証明されました。
今まではIQが高ければ能力が高いとされていましたがそれが覆されました。
つまり学力社会の崩壊の前兆です。
自分は頭が悪いとか、いい大学にでれなかったと感じていらっしゃる方、今から巻き返せます。
やりきる力を伸ばしましょう。
と、ここまで書きましたがどのように伸ばすかは長くなるので割愛します。
この記事の参考文献は最後にまとめて記載しているので、ぜひ本を読んでみてください。

やりきる力でも必要になってくる力に感情操作の力が必要になります。
EQと呼ばれる指数がこれにあたります。
EQとはEmotional Intelligence Quotientの略で心の知能指数を表します。
行動から感情を生むのではなく、感情を作ることで行動を促進できる人がEQが高いと評価できます。
この背景にも機械が仕事を取って代わっていることにあります。
前述しましたがコミュニケーション能力がこれから更に求められ、その際に効力を発揮します。
また同時に怒りだけにフォーカスしたアンガーマネジメントも同時に注目されています。
なぜ怒りなのか。
それは最も人がコントロールできないものであり、その力は生命や幸福を脅かす唯一の感情とされているからです。
逆にその怒りのエネルギーを利用できることができればより価値を生み出せるという見解です。
つまり、怒ることが悪いのではなく、その感情を認識してうまく活用しましょうというのがアンガーマネジメントです。

感情がコントロールできるようになれば、次は行動力です。
言わずもがな行動しなければ何も始まりません。
感情をコントロールして行動することができれば、次なるステップに歩めます。
ここでの行動力は挑戦するというニュアンスになります。
なので、勇気であったり臆病であったりをうまく活用しましょう。
かつ怒りを使うのであれば、臆病な自分に対して怒りの感情を持ってみるなどはどうでしょうか?
そうすれば臆病も裏返り勇気になるかもしれません。

行動することができてこれば、次は目標管理能力です。
何かを目標を定めなければ行動は続きません。
ここで一つ注意しなければ目標とは何かを正しく認識することが必要です。
夢や目的、ゴールなど様々な類似語がありますが、その一つ一つを正しく認識し、自分で目標を立てて行動してみましょう。
一つだけ書いておくと、目標とは目的を達成するための道筋の途中におくものです。
つまり目的を達成するために定めるのが目標であって、目標が最終地点ではないということです。
IT企業ではKPIやKGIという言葉を使いますが、その言葉自体もあやふやになったりすることが多いので、一度組織内で再定義するのもいいかもしれませんね。
また、ザ・コーチという本がそれぞれの言葉の理解を手助けしてくれます。

最後にはセルフブランディング力です。
どんな能力があったとしても、それを人に伝わらなければ価値として認識されません。
自分はまだまだだから人には言えない、なんて言っていたらその人生が終わってしまいます。
現在の職種において少し背伸びをしてでもできると言ってみることも一つの能力です。
それだけ努力をしているのであれば胸を張ってできると言ってみましょう。
その一言がセルフブランディングの第一歩です。
もちろん、それが全てではありませんが、セルフブランディングに関しては様々はブログ記事や書籍があるのでそちらを参考にしてみてください。
僕がセルフブランディングをおすすめ「できる」のは自分で「できる」と発言する、それまでです。

最後に – 本当に必要な能力は1つなのかもしれない

長くなりましたが、最後に言えることは時代の流れと自分の変化を楽しみましょう。
楽しくないことも楽しめる能力。
本末転倒かもしれませんが、実はそれだけあれば他の能力は対して重要ではないのかもしれません。

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参考文献

ザ・コーチ 最高の自分に出会える[目標の達人ノート]

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目標管理能力の土台になる一冊です。
本文にも記載しましたが、目的と目標の違いは何かをはっきりと区別・理解し、どのように目標を立てて、それを達成していけばいいのか。
その手助けをしてくれます。
前提として人それぞれに目標の達成方法は異なるということ。
自分にあった目標達成方法を見つけてみてください。

ライフシフト 100年時代の人生戦略

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本記事を書くキッカケになった一冊。
100年まで生きることを前提として、働き方や暮らし方、社会の構造は大きく変化していくことを提示してくれています。
ではどのような生き方が今後想定されるのかをシュミレートしたストーリーをいくつか描いてあるので、ぜひ自分のこれからの人生戦略と照らし合わせてみてください。

GRIT やり抜く力

grit

IQで人生の大変が決まると言われていることに対して疑問を呈し、そうではなかったと研究結果を元に提示してくれます。
大切なのはやりきる力であると。
またやりきる力はなぜ大切であり、どのように鍛えていくのかまで記載されているので、若いうちに読んでおきたい一冊です。

自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック

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感情で最もコントロールが難しく、そのパワーが強いのが「怒り」と言われています。
その怒りをどのようにコントロールすればいいのか。
そもそもアンガーマネジメントとはなんなのか。
その入門書みたいな位置付けです。
1冊につき、1回診断もできるので、購入する際は古本屋ではなく、新品をお勧めします。

最高の結果を引き出す質問力

quest

質問力はコミニュケーション能力にはかかせない大切な要素の一つです。
なぜ質問が大切なのか、どのようにすれば質問力があがるのかなどが記載されています。
機械にとって変わらない価値を生み出すために価値ある質問ができる思考プロセスを作ってみてはいかがでしょうか?