学生のうちにやっておくべき3つのこと


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久々に学生に向けた記事を書こうかなと思ったのは、

1. 自分の部署に新卒が配属されたこと
2. インターン生が社内インターンをしている姿を見たこと
3. 新卒の面接で学生に会う機会があること

以上の3つから思うことがあったので、徒然と書けたらいいなと思い立った次第です。

筆者は新卒2年目でベンチャー企業でエンジニアをしております。
実業務を任せられてちょうど一年が経ちました。(新卒で入社してから5ヶ月間は研修でした。)
そんな筆者が学生の頃にやっておいてよかったなと今振り返っても思うことを書いていきます。

自分のスキルでお金を稼ぐ

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社会人になったら大概の学生の方は「会社」に就職します。
そうすると、毎月決まった日になるとお給料が口座に振り込まれることになります。
それがまるで当たり前かのように錯覚してしまう人が多いみたいです。
しかし、それは全く異なるってことを自分のスキルでお金を稼いだことがある人は知っています。

自分は大学1回生でテレビ局の報道でカメラアシスタントを経て、2回生から写真のカメラマンになりました。
最初はバイトから始まったのですが、いつしか人伝えで月に数本お仕事の依頼をいただけました。
そうすると「交渉」が必ず発生します。
自分の市場価値はいくらであるのか。
それを知るためには自分の撮影能力がどれくらいなのかを知らなければいけません。
そのためにいろんな写真サービスの値段の相場を調べ、そのサービスの写真のレベルと自分のレベルを主観的判断と知り合いからのフィードバックを経て自分のレベルを判断します。
その結果、僕が下した値段は日給2万(編集なし)か時給5千円でした。
それが当時の僕が判断した自分の市場価値です。

松浦弥太郎さんの「松浦弥太郎の新しいお金術」にもあるように、自分株式会社の意識をもつことです。
その意識が自身を俯瞰し、自身に価値をつけることができます。
また、その意識がこれからどういう風に自分はあるべきか、どうしていきたいのかを常に考えることをある意味強いられます。
やや強制であるのはそうでもしないと自分株式会社はつぶれてしまうからです。

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自分のスキルでお金を稼ぐとは
「現状の自分のスキルを持って、自分で戦える市場を探し、自分で自身に価値を付け、自分を売ること」
です。

その結果、対価としてお給料を頂戴します。
この感覚を持って仕事に取り組めるのかどうかは普段の行動や意識にも大きく反映します。
普段の積み重ねこそが自分の価値を上げる唯一の方法であるので、この経験は今でもとても価値のある経験でした。

組織作りを経験する

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会社で働くとは「会社という組織」で働くことです。
そのためには組織とはどういったものかを組織があるからこそのメリットとデメリットを経験しておくことは「組織で生きるためのスタートラインに立つ」ことです。
何かを選ぶということは必ず一長一短あります。
個人的に組織で働くメリットは
組織だからこそ大きな価値を素早く創り出せる

デメリットは
組織が大きくなるにつれ、コントロールが効かないことが出てくるため、制限が生まれる
ことです。
(デメリットをメリットとするかデメリットとするかの議論はおいておきます。)

再び筆者の経験になりますが、大学4回生まで学生団体とかがとても嫌いでした。
理由は簡単で、多くの人間が関わっているにもかかわらず大した価値も生み出してない部分です。
(価値生み出してたら起業になるはずですね…)
つまりインカレサークルと大して何も変わらないんですよね。
しかし、4回生になったタイミングで学生の組織に入りました。

自分は全てが未経験でしたが、ホームページの刷新、アクセス解析、チケットやイベントの告知画像デザイン、SNSの運営、コンテンツ企画、イベント当日のカメラマン、イベント会社とのやりとり、チームメンバーのマネジメント…etcをやっていました。
いろいろなことをやっていたのですが、最も難しかったのが組織のマネジメントでした。
元より人との付き合いはうまくない人間なのでかなり苦戦しました。
一番大切にしていたことは組織のヴィジョンです。
そこがぶれてしまってはいけないと言い続けていました。
だからこそ最後までやり遂げれたと想います。

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その時の経験で今何に活きているのか。
それは「自分なら”今の自分の立場”の人になんて言うだろうか」という視点と「これからやることは最終ゴールに本当に繋がるのだろうか」という意識を持てていることです。
前者でいうと、役職のある人がなぜ自分にそのような言葉を言ったのかを咀嚼できます。
咀嚼さえできれば、あとは行動するだけです。
後者では、目的を見失ったら組織は必ず崩壊します。
それは個人単位でも言えることです。
最終ゴールに納得し、そこに向かいたいと思えるのであれば、誰かに言われたことだけでは叶わないことに気づきます。
自分でどうにか行動しなければという気持ちが芽生えます。

また、後輩が入ってきたら組織のあり方をより考えることになります。
新卒だからこそ、これから会社としてどういう組織にしていきたいのか、それを考え行動するべきだと筆者は考えています。
だからこそ学生のうちに組織で働くことを一度体験することはとても価値のあることです。

組織で生きるということは必ず人と関わることです。
そして「嫌われる勇気」にもあるように、人の悩みのほとんどは対人関係の悩みです。
組織に入る前から自ら組織に入り、そして組織を動かすことで、対人関係に関して少しでも慣れるでしょう。
その結果、悩む時間よりも考える時間や実行する時間を作ることができ、その有意義な時間が自分を高め、そして人として大きくなり、生きてる実感や幸せを感じる瞬間が出てくるかなと思います。

あまり計画せずに長期の旅に出る

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ここで大事なのは「あまり計画せずに」です。
なぜか。
自分が学んだことは大きく分けて3つです。
一つ目は「常に選択し続けていることに気づくこと」です。
これを説明するために僕がよくこんな質問をします。
「朝起きて一番最初にすることはなんですか?」

それは「起きるかどうかを選択する」ことです。
選択する理由は理由は人それぞれだと思いますが、「起きた」人は「起きる」ことを選択したからです。
あまり計画のない旅では仕事も気にしなくていいし、誰かとの約束さえもありません。
「起きなければいけない」理由は1つもないんですよね。
それでも「起きる」を選択したのは自分が何かをしたいからです。
それ以上も以下もないと気づいた時に、自分の人生は全て自分の選択でできていることに気づきます。

そして人生の最大の選択は「いま、生きるかどうか」なんですよね。
生きているとは「生きたいから生きている」または「死にたくないから生きている」のどちらかに集約されることでしょう。
一つ一つの選択は些細なことから大きな決断まで様々ですが、自分が選択していると思えば責任感が湧いてきます。
また、自分では操作できないことを多いですが、自分の人生くらい自分で選択したいですよね。

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二つ目は「時間は有限」だということです。
当たり前と思われるかもしれませんが、当たり前なことがこの世界の真意だと思っています。
長い旅を続けているとふと終わりを忘れます。
しかし、自分の中で「選択」した期限が近づいてくると時間が有限だったことを思い出します。

人生では自分で終わりは決めれないことの方が多いです。
すると少し極端かもしれませんが、終わらないんじゃないかと錯覚してしまいます。
死ぬまであと何年生きるつもりですか?
叶えたい夢は叶いつつありますか?

三つ目は「出会い」です。
旅はふとした出会いをうんでくれます。
僕は初海外でタイのバンコクに行った時に出会ったマレーシア人の紹介で今の会社で働いています。
何が言いたいかっていうと、旅は普段自分が関わっている人とは全く別の人と出会えます。
facebookで共有の友人が0の人と最近出会いましたか?
今の自分の環境で生きていると自分の大きさを図り間違えることが多々あります。

自分を再び見つめ返すためにも新しい出会いは大切です。
今となっては僕が旅を続ける理由はこれだけかもしれません。
新しい出会いは未知の自分との出会いです。
ここでいう出会いは人との出会いだけではありません。
息を呑むような美しい景色、図鑑でも見たこともないような奇妙な生物、普段では体験できない迫力ある祭り。
そのどれもが出会いです。

僕の好きな本「僕が旅に出る理由」のキャッチフレーズに「退屈なのは、世界か、自分か」とあります。
退屈だと感じたり、何か楽しいことないかなって口癖になっているのはあなたが退屈な人間であり、楽しくない人間なんです。
そんな人生ほどおもしろくない人生ってないですよね。

たまにはふらっと旅に出てみませんか?

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最後に

「学生という時間は戻ってこない」ってのは嘘です。
学生になりたかった学生になりますから。
戻ってこないのは正しくは時間です。
歳をとることでできないことや、社会的に許されないことが出てきます。
また、守るべきものが増えてきたりします。

いろいろと書いてきましたが、まだまだなんでもできる今だからこそやれること、やりたいことをやり抜いてください。
それがきっとあなた自身を輝かせてくれるはずです。