【HATARAKU】自分がやりたいことを楽しむ為の努力。ー 中塚 貴志

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中塚 貴志  住み開きCafe303

大阪大学院建築学科2回生。建築学科に所属してみて、建築とコミュニティに関係に疑問を抱き、建築で学ぶハード(重さや形のあるもの)と同時にソフト(それらを管理する)も大切にしていきたいと考え始める。そんな中、挨拶さえもなく人と関わらずに住めてしまう賃貸という空間の中にコミュニティを作りだしたいと思い、住み開きCafe303を始める。
そんな中塚さんにとって働くとは!?

Cafe303 http://cafe303.tumblr.com/

 

「Cafe303を始めるキッカケなどを教えてください。」

 最初はただ自分が住んでるマンションの移住者と挨拶が増えたらいいなと思って始めたことなんです。最近の賃貸事情は引っ越ししてきた時はもちろん、廊下ですれ違った時ですら挨拶しないんです。だから僕の部屋を住み開いて、そこに色んな居住者が来てくれて、仲良くなれば日常の中に挨拶が増えていくんではないかと思って住み開きを始めました。皆のリビングになるような、そんな空間づくりを心懸けています。名前にCafeを付けているのも誰でも入りやすいようなイメージを作りたいという思いからです。新しくこの場所を知ってもらうきっかけとして、今までに何度かイベントを開催し、これまでに居住者のうち2割ほどの人たちが訪れてくれました。するとイベント以外の日にも訪れてくれる人たちが増えたり、駐輪場や廊下で出会った時にも挨拶だけでなくちょっとした会話もするようになりました。始める時は意図してなかったことなんですが、僕と居住者だけでなく居住者同士が挨拶しているところを見るととても嬉しいですね。

 

「これからはどういった活動を予定していますか?」

 今まではマンションの居住者を対象にを開いていたのですが、これからは地域にも開いていこうと思っています。そしてCafe303に人が集まり賑わえば、今まで来なかった居住者の方々も入りやすいのではないかと思っています。あくまで対象はマンションの住民ですね。また仮初めでも住んでいたこのジモトに何か恩返しがしたいという気持ちと賃貸住宅におけるコミュニティの重要性を考えていきたいことから箕面市と連携して何かアクションを起こしていけたらとも思っています。例えば地域情報誌などでそのジモトのお店と居住者である読者を繋ぐメディアなどを作っていけたらと考えています。

 

 

「大切にしていることを教えてください。」

 僕が大切にしていることは行動力ですね。逆に僕は行動力でしか勝てないと思っています。(笑) 頭のいい人たちは論理的に考えて、結局そこまででアクションを起こさないことが多いと思うんですね。だけど僕はまずやってみる、やってみないと分からないことの方が多いですから。そこで失敗したらそこからまた学べばいいと思っています。そう思えたのも大学時代の環境のお陰ですね。僕は浪人してなんとか大学に入れた方の人でした。だから周りが言ってることが理解できないこともしばしば。(笑) だからこそやってみないと分からないんではないかって思えたんです。
 また好きな言葉に『雨だれ石を穿つ』があります。力なき人でも、長い間根気よく努力をすれば最後には成功するという意味なんですが、そう思って日々こつこつと努力しています。

 

「中塚さんにとって働くとはどういったものですか?」

 僕にとって働くとは、自分がやりたいことを楽しむための努力ですかね。幸いにも僕は自分がやりたいことを職にでき、来年から社会人として働くのですが、やはり自分がやりたいことをやるにしてもそのゴールの前のどこかしらにやりたいことではない雑務が必ずあるわけで、そういうのも含めて働くことなんではないかと思います。それはやはり仕事はビジネスであり、利潤を追求するということを度外視できないからですね。例えばデザインの仕事と言えば華やかなイメージがあるかもしれませんが、それはミリ単位の仕事をコツコツやってこそなんです。一方、住み開きに関しては働くという概念はないですね。ライフワークとライスワークの話になるのですが、住み開きは僕にとってライフワークの一つなんです。だからこそ、かかった費用をペイしなければならないとも思ってませんし、働くと思ってないからこそ続けられているのかもしれません。

2013年 12月 13日

 

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