【なぜ人は働くのか】


“働く”を考えるインタビューサイトをWixからこのブログに移行しました。
https://mementomori.info/category/%E5%83%8D%E3%81%8F/

学生の頃、ずっと疑問でした。
暗い顔して、行きたそうにない会社になぜ大人たちは毎日決まった時間に向かうのだろうと。
お金を稼ぐ為に働いているように見えていました。
生き延びる為に仕方なく働いているんじゃないだろうかって。

そんな思いのまま迎えた大学3回生の12月。
この頃は就活の解禁が12/1でした。
リクナビ、マイナビがOPENし、学生はこぞって登録して一括エントリーを行う。
土日になれば、合同説明会に足を運び、大学を休んでまで面接に向かう。
必死に仕事を見つけようとすればするほど、自分がわからなくなっていく。

働きたくない

そんな中、僕は就活ができないでいました。
自分が働きたいと思えなかったし、想像もつきませんでした。
どこか世界の未開の地でサバイバル能力を高めれば生きていくことはできるんだから、それでいいじゃないかと思っていました。
なぜ、他の大人がそれをしないのかというと、
それは「それ以上に守りたい何かがあるから」と仮説を立てました。

あれもしたい、これもしたい、あれが欲しい、これも欲しい。

人間は欲望の塊だからそれは納得できました。
しかし、なぜそこに働く意味を求めないのかが疑問でした。
そして、自分は働くことから逃げる理由は働く意義を見出せていないためでした。

なんで働くの?

それからずっと考えました。
なぜ人は働くのか。
自分は働くとしたら何のために働くのか。
お金?家族?物?経験?
どれもしっくりきませんでした。

あ、なら人に聞こう!
そう思って始めたのが、”働く”を考えるインタビューサイト HATARAKUでした。
当時は開発能力の”か”の字もなかったので無料のWixで公開していました。

対象として、身の回りの社会人と学生です。
やってみた感想としては、かなりインタビューって難しい。
そして、めちゃくちゃおもしろい!

何がおもしろいかって、答えがみんな違うところなんです。
10人にインタビューしたのに、みんな違う。
だからこそいいんですけどね。

いざ人の話を聞いてみると、自分の中で「この人の言ってることは共感できるなー」とか
「この人とはちょっと違うかも…」なんてことがあります。
そこから自分の中で少しずつ働く意義が固まってきました。

働くとは

僕にとって働くとは”move“です。
“work”ではありません。

ではmoveとはなんでしょうか。
「動かす」という意味です。
そこから派生して(心を)動かすという意味もあります。
つまり、感動させるということです。

この言葉が自分の中でもっともしっくりきました。
人に価値を与えること、それは感動を与えることであり、そこからお返しとしてお金をいただいている。
そう思えばとても納得でき、素晴らしいことなんだなと思いました。

働きたい!と思えるようになりました。
そこから就活を始めました。
(就活の話はまた機会があれば書きます。)

答えは一つじゃない

おそらくですが、働くって意味は時によって変化していくものだと思います。
それは生きる意味を考える哲学みたいなものだと思います。
例えば、結婚したら、子どもが生まれたら。
きっと働く意味は変わる気がします。
ただ、根幹に持っておきたい気持ちは変わらないのではないかと思っています。

誰かの心をmoveしたい。

そうやって働くととても気持ちがいいんですよね。
これからもそうやって働くことに向き合っていきたいと思います。

ところで、

あなたにとって働くとはなんですか?