1on1や振り返りで実践的に使うフレーズ5選


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日本の企業でも少しずつ1on1の文化が増えてきましたね。
しっかり対話することを通じて、成長やキャリアを考えて最大限に人材の成長を促進したりエンゲージメントをあげるのに効果的だと言われています。
1on1について詳しく知りたいかたは、こちらの本を読んでみてください。

また、振り返りが大事だと言われたことはありませんでしょうか?
振り返りをすることでよかったところは継続するか、もっと伸ばすか。
悪かったところはその根本を洗い出し、個人として改善するかみんなでカバーするかなどが行えます。
その結果、よりよいアウトプットが出ることで生産性が高まり、良質な仕事ができていきます。

そんな1on1や振り返りの時に定期的に思い出したい、または使っていきたいフレーズを5つ紹介します。
フレーズの中に「最近」という言葉を多用しますが、この最近とは前回からの振り返りと思ってください。
初めて行う場合は直近1ヶ月ほどを考えがえてもらうとよいでしょう。

1. 最近、挑戦したことは?

挑戦するとは、いままで自分が行ってこなかったことを初めて行うというニュアンスを持ちます。
これは全く新しい場合もあれば、新しいフェーズだから挑戦できることもあります。
例えば、全く新しいこととは営業の人が初めてSQLを書いてみるや、Excelの関数を覚えるなどです。
フェーズによって新しい挑戦とは難しいSQLを書いてみたりとか、Excelのマクロ関数に挑戦するなどです。
新しいことに挑戦するのは、つまり自分の可能性を広げるということと同じ意味を持ちます。
定期的に自分の可能性が広がったかどうかを見直してみませんか?

2. 最近、学んだことは?

挑戦したこととは少しニュアンスが違うので別で切り出してみました。
挑戦と感じなくても学ぶことはたくさんあります。
例えば、バーで隣だった人とたまたま話して、その人の職業のことについて詳しくなったとか。
友達からオススメしてもらった本を読んで新しい知見を得たなど。
様々な学びがあります。
学びであればなんでもいいというわけではありませんが、学びとアウトプットは必ず比例します。
知らないことはアウトプットさえできないので、こちらも定期的に何を学んだのかを振り返るのは大切です。

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3. 最近、やめたことは?

この観点ではなかなか振り返らないのではないでしょうか?
新しく挑戦したり、学ぶっていうことは、いままでやっていたことをやらなくなったということです。
1日24時間の中で使える時間は多くはありません。
だからこそ、やらないと決めることで別の何かをやれる時間を確保できるわけです。
たとえば、料理が好きだから毎日していたけど、読書の時間を増やしたいからスーパーなどで惣菜を買う生活に変えたなどです。
やりたいことを全て行うことは不可能なので、新しく何か始める時には常に何を捨てるのかを意識してみませんか?

4. 継続的にやり続けていることは?

今までの振り返りは断続的なものでした。
今度は持続しているかどうかです。
継続することでメキメキ力が身につくことは相応にしてあります。
例えば、楽器やダンスの練習などがそれに当てはまります。
もっというと、継続的になにをやり続けられているのは、それに対しての情熱があり続けているということです。
自分の大切な価値観がそこにはあるはずなので、大切にしていきましょう。

5. 当初立てていた目標には近づいている?

目標は立てた時はモチベーションが高く、頑張ろうという気持ちにはなる反面、どうしても忘れがちになってしまうことがあります。
だからこそ、定期的に振り返って自分の目標にちゃんと向かえているかの確認をしましょう。
もし、当初たてていた目標から今の方向性がずれているのであれば目標を再度見直す必要もあります。
目安としては目標の確認は1月に1回、目標修正は3月に1回ほどを行うとよいと思います。

振り返る軸が必要な理由

振り返りの目的は「自己や組織としての成長をドライブさせていく」ことにあります。
つまり、成長をドライブさせていくための振り返りを行わなければいけません。
しかし、ただ振り返りをするだけではその時のよかったことと悪かったことだけを見る、近視眼的なアプローチにどうしても陥ってしまいます。
過去のことをいつまでもあーだこーだ言っていても仕方ありません。
あくまでも軸は未来に向けておいたうえで、しっかり自分の行動を見返す必要があります。
だからこそ軸をおき、そのフレーズにそって振り返ることが大切なのです。

進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という考えを示したと言われています。
振り返ることを通じて成長し、この時代の変化に対応していく。
これこそがどの時代にも通用する成長論ではないでしょうか?