【HATARAKU】人類の発展の為の貢献。ー 大久保 雅史

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 同志社大学理工学部情報システムデザイン学科教授。専門部門としてはヒューマンインタフェース、コラボレーション工学、コミュニケーション工学、意匠設計が挙がる。様々な学会に所属しており、8度にわたり学術賞の受賞歴をもつ。現在も年に数回は海外の学会に出席するなど、積極的な研究活動を続ける。
そんな大久保さんにとって働くとは!?

研究者情報
https://kenkyudb.doshisha.ac.jp/rd/html/japanese/researchersHtml/104010/104010_Researcher.html

 

「今までの経歴を教えてください。」

 大学を卒業した後すぐに大阪大学で研究所の助手として勤め、その間一年間アメリカの大学で研究員として滞在していたこともありました。その後、しばらく岡山県立大学で助教授として勤め、2004から現在の同志社で教授として勤めています。こうやって教授として勤められるのも今まで僕を受け持ってくれた先生たちのお陰です。小学生の頃から振り返ってみても「この先生でよかった。」と思える人たちばかりでしたね。教師運は本当によかったと思います。

 

「今後の目標を教えてください。」

 まずは今やっていることを今後も続けていく。その中の一つに教授として社会に貢献できる学生を育てていくことがあります。ただ、その根幹にあるのはいつも人と関わっていきたいという思いです。僕は学生と話す時に研究の話もしますが、雑談することも多くて(笑)。それくらい人と話すのが好きですね。数年前の話ですが、学会の為にアメリカに渡った時もタクシーの運転手と雑談したのが楽しかったので、話の内容まで今でも覚えています。そういう雑談を学会で他の教授とはできませんし(笑)。 僕はそういう関係や会話が好きなので、これからも人と関わっていくことを続けていきたいと思います。
 それと、まだまだぼんやりしたものでやるかどうかも決めてませんが、退職した後に塾を開きたいなと考えています。進学塾ではなくて、僕が今まで学んできた数学や理科の楽しさを子供たちに伝えていけたらいいなと。勉強なら1から10を順番に教えていかないといけないけど、面白さを伝える為だけなら1から6に飛んだって構わないんですよね。塾が受け入れられるかも分かりませんし、まだ塾というカタチでやるとも決めてませんが、そんなことをやっていきたいと思っています。

 

 

「大切にしている思いを3つ教えてください。」

 1つ目は頼まれたら断らない。というより断れない。(笑) 僕の性格が影響しているのもありますが、断ったらその人がちょっと残念そうな顔をしますよね。それを見るのが嫌なんです。2つ目は相手がHAPPYであること。ボランティアではなくて、自分の持っている何かで誰かをHAPPYにしたい。というより、HAPPYな人を見ているのが好きです。ようは偽善者なんですよ(笑)。 3つ目は多様性を受け入れる。「そういう人がいてもいいじゃないか」って受け入れて、時には開き直っています。そうすれば今までの人生のストーリーが通る気がするんです。後付け的な要素がありますが、それは自分に言い聞かせていることでもあり、いつの間にか常にその考えがあります。

 

「そんな大久保さんにとって働くとはどういったものですか?」

 僕にとって働くとは最終的なゴールとして人類の発展の為の貢献です。少し話は変わりますが、バブルの頃は働けばそれ以上のものがお金として返ってきた時代でした。しかし今は働いた分の給料が出るかどうかも怪しい時代。お金だけを求めて働くにはメンタル的に限界があり、どこか心の中に社会に貢献したいという気持ちがあるから働けるのではないかなと思っていて。なぜ社会なのかというと、もし一人で生きていけるのなら話は別ですが、おそらく誰しも誰かと共生しています。そこに他人がいるからコミュニティができて、コミュニケーションが生まれる。それは他力本願に近く、各々がコミュニティ内で守られ、そして生かされています。そのコミュニティの発展が社会に貢献することに繋がっていくと思います。もし僕が江戸時代に生まれていたら、僕はその当時の人たちと同じようなことをやっているんじゃないかな。ただ、そのままでは何の発展もなければ、成長もありません。だからこそ僕は働くというのは何かに貢献することで、それが人類の発展に繋がっていくことなんだと思います。

2013年 12月 28日

 

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