【論点思考の基礎は受験勉強で学んでいた】


先日、論点思考という書籍を読みました。


内容としては問題をいかにして見つけるかというものです。
ここでいう問題とは本質的な問題をさします。
本質的な問題とは課題を解決するための根本的な問題のことを言います。

たとえば、メーカーの会社で「生産のコストをさげたい」という要望があったとする。
それは”利益をあげるため”である。
しかし、実際に状況を見てみると生産のコストを下げるためには他に莫大なコストがかかってしまう。
これでは本末転倒である。
もう少し調べてみると、生産した物が余ったり、逆に足りなくて販売機会の損失になっていたりする。
もうお分かりだと思うが、ここで問題なのは「生産管理」だったりする。
その理由をさらに掘り下げていき、問題を解決しなければいけない。

このように本質的な問題を発見するには論点思考が必要だと筆者はいう。
だから、論点思考を身につけようという提案だ。
その上で、僕はその筆者のいう論点思考の基礎は大学受験ですでに身についていた。
なぜ身についていたのかをざっくりとだが、考えてみたのでここに示すことにする。

優先順位

数学

制限時間以内に解かなければいけない。つまり、着手する順番をまず決める。
一般的に簡単な問題から順番に出題されるが、国公立の場合はそうではないことも多い。
また、自分の得意・不得意もあることから、正解を導ける可能性とその時間を推測する。
そこからどの問題から着手するのかを決める。

状況を知る。

数学

国公立の問題では、何よりも状況把握が必要となる。
与えられた数字だけでは答えを求めることができないことが多い。
たとえば、三角系の二辺の長さとその間の角度がわかっていたとしても、面積を求めることはできない。
その高さを求めることによって、面積を求めることできる。

異なる視点を持つ。

数学

一つの問題に対して、解法は5つくらい存在する。
また、国公立では旧過程の解法も認められる。
まずは一つの問題に対して5~8つのアプローチを出す。
その上で、どれが最も正確に早く答えを算出できるのかを想定して実行してみる。

引き出しをもつ

数学

定石と呼べれるもの。
この問題に対しては対数で求めることもできるし、三角関数でも求めることができるなど。
判断基準となるのはどれだけ早く答えを導くことができるのか。(正確に求めれることは前提とする。)
ただ、目先の計算だけで決めることはできない。
たとえば、対数で求めた結果を2次関数を使って回答することもあれば、三角関数で求めた結果を3次関数を使って回答することもある。
つまり、2つの工程を合わせた結果の時間が短い方を選ばなければいけない。

推測をする

英語

これは意外と思われるかもしれない。
受験勉強とは時間との戦いだ。
試験日はもうすでに決まっているため、それまでの時間も決まってくる。
その中で覚えれる英単語は知れている。
英単語の本を1冊完璧にすればそれでいい。
では、それ以外の単語はどうすればいいのか。
それは”推測”することだ。
受験ではこれが求められている。
文脈の中で、知らない単語が出てこれば前後の流れから推測して、その単語の意味を自分で決める。
難しいのは知っている単語がいつもと同じ使われ方をしない場合だ。
たとえば「will」は動詞の前に付いて未来を表すことが一般的ですが、動詞の後におかれる場合があります。
つまり、名詞ですね。
実は「will」には”遺書”という意味があります。
それは英単語帳には基本的には載っていません。
しかし、センター英語では2回も出てきています。
そのように、英語の読解では必ず知らない単語が出てきます。
その時にどれだけ推測できるのかが問題を解くカギになります。

視野・視座・視点

物理

物理の基本は力学です。
力学ではどこにどのような力がかかっているのかを明確にしなければいけません。
そのためにはマクロの視点だけではなく、ミクロの視点も必要となります。

他の業界の事例を知る

社会(地理):もちろん歴史も。

例えば、リアス式海岸の近くで地震が発生し、津波が発生したとしたら大きな被害が被る可能性がある。
他に、偏西風が吹く地域で起こり得る状況は参考になる。

以上から、基礎的な論点思考は大学受験で学んでいたと言える。
もちろん、私学を目指していた人には少し難しいかもしれない。
最低でも旧帝大以上でなければいけないのも事実。

 

しかし、またこれらのことは日常の中でも溢れていると思います。
これについてはまたいつか…