2017年度ビジネスマンにおすすめする書籍20選

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2017年に読んだ本でおすすめを2016年のおすすめに引き続きピックアップしました。
常に時代は変化し続けていますが、本質的なことを知ることが生き抜く力になると考えているので、それを学んだことを中心におすすめしています。
とはいえ、時代の流れには逆らえないので、マネジメントなどは時代の潮流に沿った本をおすすめしています。

個人的には本屋にいくことはかなりメリットが大きいと捉えているので、本屋に行かない人に向けた記事も書いています。
定期的に本屋に行く2つのメリットとは?

また、映画も好きなので、2017年に見たおすすめの映画もまとめていますので、こちらも合わせてどうぞ。
2017年に見た映画ランキング10

小説
小説はより人の感性を豊かにしてくれるのでたまに読んでいます。
おそらく年間10冊も読んでいないのでおすすめする母数が少ないのですが、よかった本をいくつか紹介します。

忘れられた巨人 / カズオ・イシグロ

2017年のノーベル文学賞に選ばれたカズオ・イシグロさんの作品です。
日本人にして4人目の快挙です。
ただ、イシグロさんは幼少の頃からイギリスに住んでいたので、今は日系イギリス人になっています。(Wikipedia参考)

世界で評価されたものは世界の共通言語という考えがあるので、読んでみました。
空想世界の中で描かれたそれぞれの大切なものを守り抜く姿がとても面白かったです。
すこし長いのですが、どんどん読み進めちゃいます。
噂・国のあり方・そして個人が大切にする思い。
それぞれが交錯し、一つのストーリーとして美しい作品になっております。

ライ麦畑で捕まえて / J.D.サリンジャー

BlankyJetCityというバンドが好きで、その曲にSALINGERがあります。笑
ギターボーカルの浅井健一が好きだったんでしょう。
なのに、1作品も読んだことがなかったので、ナイン・ストーリーズとこの作品を読みました。
厨二病をこじらせている作品というレビューがあったのですが、まさにその通りだなと。笑
ただ、この厨二病みたいな思いや気持ちはそれぞれの自己の価値観であり、それを持ち続けている人は素晴らしいなと感じました。
「映画を目的に映画館にいくにはくだらない。」みたいな下りとかまさにその表れですね。笑
言い方は無視したとすると、自分の考えを言い表しており、そこに対して「時間が余って暇な時に映画でも見ようかならわかる」などささいな弁明をしています。笑
その愛くるしいキャラクターに魅了されました。

ティファニーで朝食を / トルーマン カポーティ

カポーティ作品は「真夏の航海」とこの作品のみです。
どちらも気が狂った女性が主役です。
どこか夢の中にいるような、こういった世界も悪くないよねとカポーティが空想世界を描いています。
「これこそ小説だ。自分が思い描いている夢に出てくるような世界。ただし、そこは現実の世界の枠に収まっている。」という所感を得ました。
カポーティが描く、どこか憧れのある世界感を楽しめます。

ビジネス
ビジネスマンの方々におすすめしたい書籍をピックアップしました。
いくつも書籍を読んできましたが、これはいい!と思った本をご紹介しています。
また、マネジメントや組織作りに関しては別途切り出しています。

勝てば官軍 / 藤田 田

日本マクドナルドや日本トイザらスを創業した実業家の書籍です。
藤田さんの経営方針や事業の考え方が凝縮されています。
まさに目から鱗の話ばかり。
この書籍に「ビジネスマンたるもの簿記3級は持っておかなければビジネスが理解できない!」みたいなことが書かれていたので、筆者は現在勉強中です。笑
たしかにと頷けるものばかりで実際に経営をしてきた人の自伝は「HARD THINGS」などをとってみても、とても得るものがあるなと実感しました。
ビジネスマンの人にはぜひ一度は読んでいただきたい一冊です。

ひらめく人の思考術: 物語で身につくラテラル・シンキング / 木村 尚義

凝り固まった思考だったら最適なソリューションは思いつかないってことを認識している人は少なくないと思います。
じゃあその思考を柔軟にするためにはどうすればいいのか。
その解こそが水平思考(ラテラル・シンキング)と呼ばれる思考です。
一見、屁理屈のように聞こえる意見だなと感じることもありますが、課題を解決をしていることに間違いないです。
この本は小説仕立てなので読みやすく、自分で思考して読み進められるのでおすすめです。
たとえば「お土産のマンゴーが11個あります。これをレストランにきたお客さん3人に綺麗に配分するとしたらどうしますか?」などです。
あなたならどういったソリューションで解決しますか??

ユダヤ式Why思考法 / 石角 完爾

「ユダヤ人は議論することが目的な人種だ」と説かれています。
ひたすら思考することが大好きな人たち。
だからこそ色んな解決策を作っていける。
調べていただくと様々な記事が出てくるのですが、ユダヤ人は世界を掌握するほどの力をもっていました。
この記事を鵜呑みにしていただきたくないですが、こういった記事や情報や事実がいくらでも出てきます。
ちなみに現代だと、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグやグーグルのラリー・ペイジがユダヤ系です。
そんな彼らの思考や習慣はどのようなものか、気になりませんか?
その理由から読んでみたのですが筆者が思っていたものとは全然ことなるほど規律が厳しく、そしてどれだけ議論が好きなんだと思える人たちでした。
こんな人たちも世の中にいるのかと驚かされました。
ぜひ彼らの頭の中を覗いてみてはいかがでしょうか?

交渉の戦略 / 田村 次朗

こちらはどのようにステークホルダーとやりとりするのか、その思想やメソッドが紹介されています。
組織に属してると、組織内でのやりとりが必ず発生します。
組織に属していなかったとしても、多くの人はクライアントがいるかと思います。
そんな時にどのように交渉するのがいいのか、そこをちゃんと戦略立てて行動してみませんか?という書籍です。
こちらもビジネスマンであれば一度は読んでおきたい一冊です。

ビジネスの世界で戦うならファイナンスから始めなさい / 正田 圭

「勝てば官軍」もあったのですが、筆者がファイナンスに興味を持ち始めたのはこの書籍が要因です。
たしかにそうだよな、ビジネスってお金が動く活動なのに、なんでお金のことを理解してないんだ。という気持ちになりました。笑
まずは身近なファイナンスの知識から、そこから中長期的なファイナンス戦略(M&Aなども含む)がでてくると思います。
自分の現在に必要なファイナンスの知識は何かを考えた上で必要なファイナンスの勉強をすることはとても有意義です。
筆者個人でいうと、P/LやB/Sの違いやどのようにそのデータを情報としてこれからの戦略立てに使えるのかがわかっていませんでした。
それが今では読んで推測くらいまではできるようになりました。
ただし、実践レベルまではまだまだ遠いです。。。
公務員とかではなく、ビジネスでこれから生きていくのであれば、ファイナンスは勉強しておくに越したことはないでしょう。
家庭のファイナンス戦略にも使えますし。笑

売れるもマーケ 当たるもマーケ – マーケティング22の法則 / アル ライズ

「デジタルマーケティングだけをやっている人はマーケティングがそもそも何かを分かっていないから、HOWしかできない。」
なんてことをたまに耳にします。
また、「マーケティングの仕事は範囲が広すぎて曖昧である」とも聞きます。
筆者はそれでいいと考えています。
マーケティングの中でも自分はここが強い!とかになるのかなと。
それはコンサルでも同じことが言えますし、エンジニアリングでも同様のことが言えます。
ただ、概念や思考はある程度は統一されるはずです。
その本質を学ぶための一冊だなと感じました。

大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる / 阿部 誠

基本的なマーケティングをざくっと学べます。
少しだけ事例(アスクルのSTPなど)が書かれているので理解しやすいです。
そもそも筆者がファイナンスだけでなく、マーケティングを学ぼうと思ったのは、事業をつくるために欠かせない要素だと捉えているからです。
事業創りを要素分解した際に戦略が必要になります。
その戦略の中の要素にマーケティングが大きな役割を担っています。
そして、ファイナンスは切っても切り離せません。
もちろん組織作りも。
だからこそ組織作り・ファイナス・マーケティングを学ぶことで事業創りができると考えています。
まずはざっくり学ぶのであればお勧めの書籍です。
マーケティングの楽しさがわかると思います。

マネジメント
組織作りは恐ろしいほどまでに変化をし続けています。
また、事業や会社を経営していくためには欠かせない重要な要素の一つです。
なのでマネジメントは別区切りとしてご紹介します。

「経験学習」入門 / 松尾 睦

経験学習やコーチングなど、マネジメントの世界で様々な言葉が溢れています。
その表層的な言葉だけで話すのではなく、それを要素分解した理解を促進させてくれます。
経験学習は何がいいのか。
経験学習を促進させる要素は何であるのか?
コーチングという言葉との違いは?
などなどが凝縮されています。
これからリーダーやマネージャーになる方は一読の価値ありです。

ヤフーの1on1 / 本間 浩輔

日本で企業文化に1on1をいち早く取り入れたとしてヤフーがよく取り上げられます。
マネジメントや企業風土の国内におけるリーディングカンパニーであると筆者は捉えています。
そもそも1on1とはどういったものなのか。
それは個人の現状やこれからどうしていきたいのかなどの状態を把握し、促進させるためのものです。
決して、業務内容の報連相をする場所ではありません。
主語は1on1をする側の部下(呼び方はメンバーな人もいると思いますが、わかりやすいように部下で統一します)であり、上長ではありません。
目的はいくつかあるのですが、個人の成長を促すことが多いです。
コストと考える人も多いみたいですが、中長期で見ると逆にコストが減ります。
気づいた時には手遅れになっていることを減らすことになりますし、MBOなどの目標管理もしやすくなります。

同時に、1on1は主語が部下なので上長は経験学習の知識や経験が求められます。
だからこそ「経験学習」入門と一緒に読むことをお勧めします。

シリコンバレー式 最強の育て方 / 世古詞一

こちらも1on1の書籍です。
GEが行っているタッチポイントについてもすこし触れています。
ヤフーの1on1では実際にどのようにやってきたのかなどの自伝書に近しい書籍ですが、こちらの書籍ではもう少し抽象化したメソッドが記載されています。
すぐにでも実践できるメソッドなのでとっつきやすいです。

モチベーション革命 / 尾原 和啓

「今は乾いた世代ではなく、乾かない世代だ」と銘打ち、そんな彼らとどのように関係を築いていくのがいいのかが書かれています。
AIがこれからどんどんと加速すると、今までは単純作業は機械にお願いしようが、複雑な仕事は機械にやらせて、単純作業は人間に任せようとなるかもしれないと書かれています。
この単純作業が何になるのかは不明瞭ですが、機械を補うのが人間という世界観はありえることかなと思っています。
その中でも人間の価値はどこなんだっけ?ってことでそれはモチベーションだと書かれています。
モチベーションを構成するもの、それは個人の偏愛であると。
たしかに、偏愛から「これがやりたい!眠いとか関係なく没頭してやりたい!」が生まれますもんね。

そして今までのチーム作りと現代のチーム作りはことなるので、そのメソッドをいくつか提示してくれています。
どちらかというとミレニアム世代以外の方々が読むべき一冊だと思います。
(経営陣の方々どうですか?笑)

思想
ビジネスであろうが、生活であろうが、そこに自分なりの哲学がなければ変哲のないものとなり、それはやがて自分を苛ますことになると考えています。
だからこそ、自分なりの思想をもつことはとても大切だと思っています。
ただし、いろんなことを知った上で自分なりの思想を見つけるのが偏りがなく自分らしさを見つけれると考えているので、いろんな思想を読んでみました。

禅語 / 石井 ゆかり

禅の世界は今では世界中で注目を集めています。
例えばプレゼンテーションでも禅を取り入れた「プレゼンテーションZEN」などがあります。
その思想はどういったものなのかを知らなかったので、知ってみたいという欲求から読んでみました。
特に面白かったのが”愛”はいいように禅の世界では捉えられていないということです。
その理由は”愛”の主語は”I”だからです。
例えば、わかれば話があった際に「私はこれだけ愛しているのに。。。不幸になればいい!」とかです。(極端な例ですが。笑)
では、禅の世界では何がいいとされているのか。
それは”慈悲”という概念です。
これは常に主語が”you”にあります。
なので、わかれ話に慈悲をもってくると「別れたけど、相手にとってはそれが今の最善なんだ。」と捉えることです。
微妙なニュアンスの違いですが、その違いを大切にするのが禅の世界なんだと筆者は捉えています。

超訳 論語 / 安冨 歩

“君子”や”小人”という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
有名な言葉で「君子和而不同。小人同而不和。(君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。)」という言葉があります。
和とは「いろんなバックグラウンドがある人たちみんなで強みを活かして協力する。」のニュアンスです。
同とは「みんながそうしているなら自分もそれに同調しておく。」のニュアンスです。
それぞれの行動の違いやそもそもの思想の違いがどこにあるのかを論語ではといてくれています。
この本では触り程度しか書かれていませんが、とても簡潔で読みやすく入門としてはちょうどいい本でした。
論語は世界的にも共通言語の一つであると捉えているので、読んでおくにこしたことはないですし、なにせ面白いです。笑
学ぶことが大好きだという人にはうってつけの一冊です。

超訳 ブッダの言葉 / 小池 龍之介

ブッダってそもそもどんな人なの?って感じで読みました。笑
ブッダはとても向上心が強く、そして人のために尽くしたい、世の中をよくしたいという方でした。
ヘレンケラーやガンジーは写真などが残っており、それが伝わりやすかったりブッダは宗教のイメージが強いのでとっつかれにくいかと思います。
これは筆者の考えですが、ブッダの教えは宗教ではないと捉えています。
一部、規律があるのでそれを宗教と捉えるのであればそれまでなので、個人差があっていいと思ってもいます。

そもそも宗教とは「ある一つの教えから宗派に分かれた教えになったもの」だと思っています。
ブッダは瞑想を経て、一つの考えに行き着き、それを布教していました。
ブッダの死後は多くの宗派に分かれたので、それらは宗教と呼んでも違和感はないです。
元となった考えはどのようなものであったのかが気になった方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?

超訳 ニーチェの言葉 / 白取 春彦

ドイツの孤高の哲学者とされているニーチェですが、彼の思想と筆者が初めて出会ったのは中学2年の頃でした。
コチラの記事でも紹介しているのですが、”永劫回帰”という思想がとても好きで、筆者の座右の銘であるMemento Moriの思想に近しさを感じます。
どこか心の支えになる言葉をいくつも残してくれているニーチェ。
何か最近の自分はいけてないなって感じた時に読み返したくなる一冊です。

[現代語訳]孫子 / 杉之尾 宜生

思想とは少し離れてしまい、戦略カテゴリーで並ぶことが多いかもしれません。
孫子は敵だけでなく、味方のインサイトまでを深堀り、天気や地形を加味した上で心理的状況を把握して戦略を立てていました。
同じことを全くそのままビジネスの世界では活かせませんが、その根本の思想は現代でも活かせると思います。
戦略を立ててビジネスを行っていきたい人におすすめの一冊です。

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 / 池田 貴将

筆者の中で「日本が自らの力で国を変えた最も最近の出来事は”明治維新”」だと思っています。
明治神宮に足を運び、教育勅語を読み、松陰神社で松田松蔭の歴史を知りました。
だからこそ、その明治維新をおこした人たちを支えた吉田松陰の思想とはどのようなものだったのかと興味を持ち始めたのです。
彼は国のために思った行動を起こしたが、投獄されてしまいました。
その獄中でも教えを説き続けた人です。
それほどまでの行動をした覚悟とは、決意とはどういったものであったのか。
現代人にはぜひ一度読んでいただきたい一冊です。
きっと、今の自分の支えになると思います。

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