2017年度映画好きが選ぶ名作映画ランキング10

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今年は50本目標のところ、たぶん80本くらい?見た気がします。
数はもう覚えてないんですが、かなりいい映画を観れた気がします。
だからこそめちゃくちゃ悩んだんですが、この10タイトルをお勧めします。

こちらもぜひ!
2016年に見た映画ランキング10

10. ギルバート・グレイプ


幼少のレオ様と少年時代のジョニー・デップのコラボ作品。
知的障害を持つアーニー(レオ様)とその兄であれるギルバート・グレイプ(ジョニー・デップ)の兄弟愛の話。
父親が家の地下室で首吊り自殺をし、その影響で家を出ることもできないほど太った母親、そしてそんな母親やアーニーにいらつく姉という家族構成。
迷惑をかけているという自覚がなく、好き放題のびのびと行動するアーニーに振り回される家族。
しかし、その中に家族愛と兄弟愛を垣間見る。
レオ様の演技力の高さに恐れ入った作品です。笑

幼児が絡む作品は「きみはいい子」と「SHORT TERM」を見ました。
どれも素晴らしい作品だったのですが、その演技力の高さとストーリーが映画ならではの大胆さをうまく使っている作品はギルバート・グレイプだなと感じたので選出しました。

9. パターソン


筆者が好きな監督であるジム・ジャームッシュの最新作。
有名作品としては「コーヒー&シガレッツ」です。
初期3作品の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」、「パーマネント・バケーション」、「ダウン・バイ・ロー」も鑑賞しました。
どの作品にも共通しているのが、少し変な人がアクセントとなる点。
パターソンでは友人女性の彼氏が作中で気を狂わす。
その中で主人公のパターソンが自分でも驚く行動に出る。
伝えたいことの中心ではないが、そのアクセントがあったからこそ作品として完成度が高くなっている。

日常のありきたりの中で時間という概念に向き合わさせてくれる作品なので選出しました。
またじっくりと家でみたいと思います。

8. MEMENTO


クリストファー・ノーランの作品です。
筆者の座右の銘が「memento mori」なので、いつかは必ず見ようと思いわすれていた作品でした。笑
10分しか記憶が残らない障害を抱えた主人公。
そしてそこに加えて作品は時間が進むにつれ巻き戻っていく。
つまり、自分の記憶も試されるという仕掛け。
この発想はなかった。。。思考を張り巡らせながら忘れないようにという意識を持たせることで主人公の疑似体験をあたえてくれる。
その結果、より主人公に感情移入をさせてくれる。
これがそのままの時系列だったらここまでいかなかっただろう。

この作品のキーワードは3つ。
「事実(今目の前にある事象)」と「記憶(自分がそうだと信じている過去)」そして「記録(自分がその時に撮った写真やメモ)」。
この3つが重なり交錯しあう。
どれを信じてこれから行動すればいいのか、と訴えかけてくる。

7. ラ・ラ・ランド


みた人も多いかと思います。
「セッション」が大ヒットしたデミアン・チャゼル監督の最新作。
賛否両論あるかと思いますが、映画の完成度は高かったと思います。
オマージュを多く織り交ぜているのは、今までの作品に対しての尊敬の意だと思います。
それらに影響を受けた上で、監督自身が描きたかったミュージカルを繊細に描ききっている。
ラストのストーリーに悲しみを覚える人も多いみたいですが、それが素晴らしいことだなと。
ミュージカルでかつてこれほどまでに感情移入をさせた上で、ここまで悲しさに溢れた作品をつくれたことがありますでしょうか。

これはデミアン監督の自身に対して、そして今までのミュージカルに対しての挑戦状だと思います。
筆者はそのように捉えました。
若干32歳にしてはできすぎた作品。
これからの映画界を引率し、大きな影響を残されることを期待しています。

6. Knocking on Heaven’s door


「知ってるか?天国じゃ皆、海の話をするんだぜ?」
そんな話から余命宣告され、天国への扉を叩いてる男性二人が病院を飛び出して海を見に行く物語。
多くの解説はいらない映画。
とりあえず見て欲しい。
そして深夜に車を飛ばして海に行ってきて欲しい笑。
ただ、それだけです。
冒険心をくすぐる素晴らしい映画。

5. はじまりのうた


自分がこれだと思うアーティストが見つからず、創業者なのに首になった音楽プロデューサーとシンガーソングライターの話。
プロデューサーの鬼才と、弱々しくも自分の気持ちに真っ直ぐなシンガーソングライターの曲でそれぞれの身近な人たちを見返す。
音楽が好きだからこそそこまでできるんだなと。
プロではなく、その弱々しい歌声や繊細さがとても美しい映画。

4. インビクタス 負けざる者たち


アパルトヘイト政策が終わり1994年に大統領になったネルソン・マンデラの実話の映画。
印象に残ったのは「この国には誇りがない。それを作らなければいけない。」との一言。
今まで白人が主体だった政治や世の中であったので、ラグビーチームも白人ばかりで黒人は応援さえしない。
マンデラはスポーツこそ国民みんなが一つになれる機会だとし、ラグビーW杯での優勝を目指す。
その結果、黒人もラグビーを応援し、国民みんなが一つになることでW杯優勝へと導く。
どういう人が指導者としてあるべきなのかを教えてくれた作品であり、マンデラのことをより知りたくなりました。

3. ゴッド・ファーザー


今更感が満載。笑
3部作なこともあり敬遠していましたが、見てみるとめちゃくちゃおもしろい。
序盤からヴィトーが打たれるショッキングなシーンがあり、さらにソニーまで蜂の巣に。。。
これがマフィアの世界かと思い知らされる反面、マイケルの家族愛とその戦略性と勇気に心打たれる。
ゴッド・ファーザーⅢではあまりに悲しいマイケルの表情に心悼まれました。

2. グッド・ウィル・ハンティング


自分に「なんで今まで見てなかったんだ、バカか。」と言いたくなるほどの作品でした。
人が最も感動するシーンは人と人とのやりとり。
そしてこの作品は他人が大切にする価値観をいじくり回し、さらにぶつかり合い、そしてお互いに成長し続ける。
どれだけ知識や経験があっても傲慢になったり、そこで凝り固まってはいけない。
謙虚に、そして自己の欲望と他人の意見と向き合い続けなければいけないことを改めて教えてくれる素晴らしい作品。

そして最後のこの一言がその人間性を表層化させ、心にささる。
「悪いな、女を見極めたくて。」

1. ドリーム


アメリカではラ・ラ・ランドよりもヒットしたのに、日本では。。。
ただ、口コミで爆発的に広がり、誰もが素晴らしかったとの一言。
その理由はノンフィクションであり、その時代背景での社会と戦いながら自分たちの夢を追う姿に心打たれるから。
できない理由は無限にある。
黒人は白人専用の学校にはいけない。
ただし、その学校にいかなければつけない職業がある。
じゃあ、州法を気にせずにチャレンジするしかない。

これは一つの例にすぎない。
大きな壁が次から次へと立ちはだかる。
その壁を愚直に乗り越えていったからこそ、自分たちが描いていた夢を叶えることができたはず。
映画館で、人間性がかっこよすぎて3回も泣いたのはおそらくこれが初めてです。
ダントツの一押し映画です。
ぜひぜひ一度ご鑑賞ください。

最後に

筆者の個人的な感覚ですが、売れる映画が変化してきたような気がします。
これまではどれだけ映画らしく、すこしありえない世界を描けるか。
そしてその世界にどこまでひきずりこめるか。

しかし今は現実感をもって、鑑賞者に共感を求めている気がします。
どちらがいいかはわかりませんが、常に進化しつづける映画をこれからも楽しんでいければと思います。

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